英メディア:中国都市建設の意外な成果――考古

英メディア:中国都市建設の意外な成果――考古。中国の古生物学者の徐星氏は多忙を極めている。今年だけで、徐氏は7種の新たな恐竜の化石を発見…

タグ:考古 都市建設

発信時間:2018-12-03 15:56:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

   イギリスの『デイリー・テレグラフ』は12月2日、「中国のスター恐竜“ハンター”、記録の成果は急速な都市化のおかげ」という見出しの記事を掲載した。

 

 中国の古生物学者の徐星氏は多忙を極めている。今年だけで、徐氏は7種の新たな恐竜の化石を発見。うち1種は2億年以上前の恐竜で、彼が発見した中で最古、かつ最も研究価値のある恐竜の化石である。

 

 徐氏はこれまでに、他の古生物学者より多い70種以上の恐竜を命名。彼の発見は長期にわたり謎に包まれていた考古の発掘によるものであるほか、その成果は中国の都市建設ブームのおかげでもある。高層ビルが中国の大中都市にそびえ立つと同時に、各種の貴重な土壌と化石サンプルも次々と出現した。都市建設を行うブルドーザーが多くの国で遺跡を発見しているが、国連のレポートは、中国都市化の規模と速度は未曾有だとしている。今年49歳の徐氏は全国各地を周り、都市建設ブームを追いかけたことで「中国のインディ・ジョーンズ」のニックネームを得た。

 

 中国の都市人口は40年で5倍の9億人に達した。2030年には世界の全都市の住民5人中1人が中国人になると言われている。北京・天津・河北、長江デルタ、珠海デルタなど主要都市群は拡張し続け、中国の新都市計画と建設が盛んになる。都市建設の音は徐氏にとって美しい音楽と言える。徐氏は最近、江西省の建設現場で、現代の鳥類の生殖システムがどのように恐竜から進化したかを示す発見をした。

 

 2016年、徐氏は朝鮮との国境から車で1時間ほどの吉林省延吉市で恐竜の化石を発見し、地元政府は法律に基づいて近くの高層ビルの建設プロジェクトを停止させた。デベロッパーから不満の声が上がったが、地方政府は徐氏の仕事に便宜を提供し、化石が盗まれないように現場に警備所まで設置した。発掘作業が終わると、恐竜の化石発見地に博物館を建設する計画が立てられた。博物館は発見した化石と徐氏のチームの作業写真を展示する。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年12月3日

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