彼は、「最初に譲った時、座ってすぐに仕事帰りのおじさんが横に立っているのを見て、1日働いて疲れているに違いないと思って席を譲った。その後に席を見つけたが、荷物を抱えたおじさんが乗ってきた。立っているのは不便だと思い、また譲って後ろの席に移動した。バスが停留所に着くと、おじいさんが乗ってきて、立っているのは危ないと思って譲った。その後、車内の人が乗り降りしてほぼ全員が座れたが、停留所に着くと数人が乗ってきて席を探したため、譲った」と話した。
黄唯くんの母親は、「息子は普段は大雑把だがとても優しい性格で、人助けが好き」と誇らしげに話し、息子がバスで席を譲ったことを少しも意外に感じていないようである。動画を撮影した魏さんは、「この子に今後も人助けを自分の喜びとする精神を維持してもらいたい」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月4日