安全性が低いパスワードはどのようなものか。パスワード管理セキュリティ会社のSplash Dataはこのほど、2018年度パスワード報告を発表し、「123456」と「password」が5年連続で最悪のパスワードとなった。
このランキングは最近漏洩した500万通り以上のパスワードをもとにまとめたもの。よく見るあパスワードは、パスワードを推測する際に最初に使用されるため危険で、中でもランキング上位のパスワードはセキュリティ保護の効果がないと言える。
「123456」と「password」は5年連続で最も使用されるパスワードとなっている。今年は「111111」、「sunshine」、「princess」、「666666」、「654321」が新たにランクイン。さらに、ドナルド・トランプ大統領の名前「donald」も23位にランクインした。
Splash Dataのモーガン・スランCEOはこのランキングについて、「ハッカーは有名人の名前、流行文化、スポーツ用語を使ってアカウントに侵入することが多い。彼らはこれらの覚えやすい組み合わせを使用する人が多いことをわかっている」と述べた。
またSplash Dataは、最悪のパスワードを毎年発表するのは、パスワードのセキュリティ問題に関心を持ってもらい、推測されやすいパスワードの使用、インターネットまたはその他の個人情報のセキュリティ問題を避けるためだとしている。推測されやすいパスワードにするには複雑でなければいけないが、複雑なパスワードは面倒である。しかし、現在は自動入力という機能も多くあり、これらの方法を用いたほうが安全だという。
以下は、2018年の最悪のパスワード・トップ10
1位:123456
2位:password
3位:123456789
4位:12345678
5位:12345
6位:111111
7位:1234567
8位:sunshine
9位:qwerty (キーボードの一番上の一列)
10位:iloveyou
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年12月17日