報道によると、米国のある電子たばこ企業が、従業員1500人に1人あたり平均130万ドル(約900万元)、総額20億ドルのボーナスを出した。ネットユーザーはこのボーナスを羨む一方で、電子たばこの利益の多さに興味を示している。
ここ数年、電子たばこを吸う若者は増えている。
「銭江晩報」の記者が複数のECサイトを検索したところ、電子たばこを扱う業者は多いことがわかった。カスタマーセンターは、「かっこつけたい多くの若者が自撮り目的で電子たばこを購入する」と明かした。
電子たばこの若年化は世界的な傾向である。新華社によると、米国国立麻薬研究所が公表した年度調査結果で、電子たばこを吸う学生の比率が2倍近くに増加したことがわかった。
電子たばこは伝統的なたばこより健康的な代替品と考えられているが、科学界ではその安全性が議論されている。「銭江晩報」の記者がインタビューした電子たばこ歴3年の85年以降生まれの消費者は、「若者はおしゃれのために電子たばこを吸うが、依存しやすい」と話した。
若者は慎重になるべき 電子たばこにも依存性ある
85年以降生まれの暁峰さん(仮名)は10年以上たばこを吸っているが、電子たばこに触れたのは2015年である。
「当時、日本旅行から戻ってきた友人が目新しいものをお土産に買ってきた。それが電子たばことの初めての接触だった。以前も電子たばこというものを知っていたが、心の中で避けており、本物のたばこと比べ物にならないと思い興味を持っていなかった」と暁峰さん。
友人からのこのお土産がきっかけで、暁峰さんは電子たばこを吸うようになった。当時は家族から喫煙は体に良くないと言われながらも、かっこいいと思ってSNSでもかっこつけていたという暁峰さんは、「若者はやはりそのような感覚が好き」と話す。彼の影響を受け、喫煙者である多くの同僚も電子たばこを好むようになったという。
暁峰さんは、「電子たばこが及ぼす危害について書いた文章を読んだこともあるが、なかなかやめられない。電子たばこには様々な果物のフレーバーのものがあるが、たばこというからには、刻みたばこを使っていても喫煙していることに変わりはない。ニコチンが含まれているため、非喫煙者は慎重になり、かっこいいからという理由で手を出すべきではない。おしゃれなことではなく、依存しやすい」と率直に述べた。