経済学教授のマイケル・グリンストン氏は、「中国の大気汚染対策は世界の改善行動の一部である」と話す。中国のいくつかの主要地域の汚染濃度低下幅は全国平均を大幅に上回り、現地住民へのメリットも多い。天津市は2013年に中国で汚染が深刻な3大都市の1つだったが、2013年にPM2.5濃度は14%低下した。この水準を維持できれば、住民1300万人の平均寿命は2013年より1.2年延びる。河南省の大気汚染の改善は最も顕著で、PM2.5汚染がある時間は2013年より20%減少した。平均寿命は1.3年延びる計算になる。
グリンストン氏は、「中国はここ数年、大気汚染対策で効果をあげている。衛星データによると、2016年までにPM2.5濃度は10%以上低下した。また新しいデータを見ると、ここ数年の汚染減少幅はさらに大きいと見られる。この傾向を維持すれば、中国人はもっと健康になり、長生きできる」と述べた。
米国の健康影響研究所(HEI)のロバート・オキーフ副所長は、中国は大気汚染に強力に対応し、公衆に巨大な健康効果をもたらし、大気汚染による早死に、心血管、呼吸系疾病は減少していると話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月16日