南国の海口と北国のハルビンを結ぶ、鉄道乗務員の春運物語

南国の海口と北国のハルビンを結ぶ、鉄道乗務員の春運物語。

タグ:鉄道 春運

発信時間:2019-02-03 15:20:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 午前10時30分、車内の準備作業が終了した。乗務チームは寒さにも負けずドアの近くに立ち、旅客の乗車を我慢強く待つ。しかし彼らにとって、これはまた家族と別れることを意味する。


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車内アナウンス係の盛蕾氏がアナウンス中


 盛蕾氏(41)はZ114列車の車内アナウンス係で、この仕事を始めてから20年になる。春運は18回目。春運になると旅客が増えるため、アナウンス係は休憩時間をとらず、1駅2回から9回にアナウンスの頻度を上げる。


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車掌の孫学斌氏、プラットフォームに立ち旅客に案内中


 ハルビン客運区間海口車隊Z114列車の車掌である孫学斌氏(42)は、今回で21回目の春運となる。春運中にハルビンと海口の間を往復する旅客には、多くの「渡り鳥老人」が含まれるため、彼らに周到なサービスを提供することが特に重要だ。例えば車内にはポータブルトイレなどの重点旅客サービス道具が設置されており、家のように温かな環境を作っている。孫氏は、旅客が急に体調不良を訴えた場合、乗務チーム全体が応急処置を提供し特別に注意すると話した。


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遠のくZ114列車


 年に一度の帰省の道。鉄道乗務員は列車で数え切れないほど多くの日夜を過ごし、人々が無事に帰省できるよう自分の背中で支え、貢献している。列車が去れば、彼らを待ち受けているのは家族との別れと苦労の旅路だ。今回の旅路において、彼らはさらなる勤労と汗水により平淡だが並々ならぬ物語を書き続ける。彼らに敬礼し、一路無事を祈ろうではないか。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年2月3日


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