北京市環境監測センターの発表によると、今年2月4-10日の春節(旧正月)連休中、北京では大気の重度汚染が発生しなかった。大気品質は全体的に見て、前年同期と比べ大幅に改善された。PM2.5の平均濃度は、前年同期比で51.3%低下した。今年の春節中、北京市を含む338都市で大気品質が好転した。
過去5年間の旧暦大晦日から1月1日までの全国都市部大気品質変化状況を見ると、2019年の338都市の1時間あたりPM2.5最大平均濃度は前年同期比で14.2%低下し、1-3年前の平均よりも31.9%低下した。汚染ピーク時の全国重度汚染都市の数は、昨年の春節より12都市減少し、1-3年前の平均より53都市減少した。
春節中のPM2.5の濃度が大幅に低下したのはなぜだろうか。国家大気汚染防治攻関連合センターは、花火や爆竹の燃焼による大量の汚染物質排出は、中国の旧暦の大晦日から1月1日にかけて大気品質が悪化する主因と分析した。過去2年間の春節中の大気品質の分析も、PM2.5の濃度が旧暦の大晦日から1月1日にかけてピークを迎えるが、うち花火の燃焼が占める比率が60-80%に達することを示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年2月13日