王艶霞委員「北京冬季五輪の準備作業は順調」

王艶霞委員「北京冬季五輪の準備作業は順調」。 全国政治協商会議の委員で北京冬季オリンピック組織委員会体育部副部長の王艶霞氏は6日、北京冬季オリンピック組織委員会は2020年北京冬季オリンピックとパラリンピック(以下、北京冬季五輪)の開催準備を進めており、競技場のインフラ建設、人材育成、科学技術支援、市場開発、気象保障、ボランティアサービスなど各方面の作業は順調に進んでいると話した…

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発信時間:2019-03-07 15:10:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

   全国政治協商会議の委員で北京冬季オリンピック組織委員会体育部副部長の王艶霞氏は6日、北京冬季オリンピック組織委員会は2020年北京冬季オリンピックとパラリンピック(以下、北京冬季五輪)の開催準備を進めており、競技場のインフラ建設、人材育成、科学技術支援、市場開発、気象保障、ボランティアサービスなど各方面の作業は順調に進んでいると話した。

 

 6日に行われた全国政治協商会議第13期全国委員会第2回会議スポーツ界の会議で、王艶霞氏は、北京冬季五輪は2019年に「特別計画段階」から「テスト準備完了段階」に入ると紹介。競技場のインフラ建設は全面的に着工し、多くの競技場が2020年にテストの条件を満たす予定。1回目の冬季五輪テストマッチとなるアルペンスキー・ワールドカップが2020年に延慶会場で行われる。北京冬季五輪組織委員会は関係機関・部門と「相約北京」シリーズテストマッチを共同開催し、15種目の冬季五輪テスト種目と5種目の冬季パラリンピックテスト種目も行う。そのほか、北京冬季五輪のマスコットキャラクターは2018年に応募を開始し、今年下半期に時期を見て発表するという。

 

 王艶霞氏が所属する北京冬季五輪組織委員会体育部は準備と開催を担当する。彼女は、「中国のウィンタースポーツの基礎は弱く、人材、中でもハイレベルの大会組織人員がかけている。アルペンスキーのようなハイクラスの大会を中国は開催したことがなく、人材の蓄えがあるとは言えない」と率直に述べた。

 

 また、「冬季五輪には大量の優秀な審判、技術者などの専門人材が必要。冬季五輪組織委員会は人材の導入と育成に取り組み、専門的・国際的な人材チームの構築を目指す」と話した。

 

 王艶霞氏は、北京冬季五輪競技コアチームをすでに結成し、全国選手権、国外の世界選手権、ワールドカップなどに派遣し、実践しながら育成とトレーニングを行っていると紹介した。これまでに各分野から470人を派遣。冬季五輪の全15競技で国内技術者育成を全面的に実施し、冬季五輪のニーズに対応し、2018年に1000人を育成した。また、世界から25人の計画と大会組織面の専門家を導入し、大学と共同で人材を育成して特別研究生を採用する。

 

 科学技術支援について、王艶霞氏は「スマート競技場、ハイテクが冬季五輪の競技場で普遍的に応用される。例えば、北京会場で唯一新たに建設する氷上競技場の国家スピードスケート館は選手にタイム測定の全面的なデジタルシステムを提供し、観客にスマート座席誘導、リアルタイム競技解析などのサービスを提供し、これらは新しい体験である」と述べた。

 

 市場開発については、すでに8社の公式パートナーと契約し、セカンドスポンサーの募集も開始した。公式グッズは6カテゴリ、350種以上の商品を発売し、オンライン・オフラインでショップを開設し、売上高は1億元に達した。そのほか、入場券の準備も進んでいる。

 

 夏季オリンピックと異なり、冬季五輪は気象保障面が高く要求される。王艶霞氏によると、冬季五輪の2競技は気温がマイナス18度に達した場合に競技を取りやめることもある。スキージャンプは風の影響を強く受けるため、風向と風速を定期的に測定する必要がある。

 

 王艶霞氏は、「北京冬季五輪組織委員会と中国気象局は北京冬季五輪気象サービスセンターを設立することで契約を締結した。チーフ気象官を任命し、52人の天気予報士からなる北京冬季五輪気象予報士チームを結成し、全競技場に常駐する。全ての雪上競技に気象ステーションを設置し、すでに43の気象ステーションを設置した。現在、気象データの連続採取を行い、正確な気象パターンを形成している」と述べた。

 

 ボランティアサービスは過去の五輪で重要な部分となっている。王艶霞氏は、「北京冬季五輪組織委員会は北京大学や清華大学などの大学から2回に分けて53人の前期会場ボランティアを募集し、準備作業を行っている。過去の五輪で活躍した300人のボランティアの育成を行うとともに、平昌冬季五輪中国ボランティア交流育成キャンプなどの特別行事も開催する。作業計画に基づき、競技ボランティアの募集は2020年に開始する」と明かした。

 

 また、北京冬季五輪の大会保障、交通、セキュリティなどの準備作業を同時進行し、3つの競技エリアのサービス基準、人員レベルを一致させると話した。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年3月7日


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