職業教育が両会で議論 代表が技術者育成について提案

職業教育が両会で議論 代表が技術者育成について提案。

タグ:職業教育 技術者の流失

発信時間:2019-03-11 14:12:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 2019年政府活動報告は「職業教育」に何度も言及した。ハイテク人材の不足問題をどのように解決するか、現代の職業教育レベルをどのように引き上げるかについて、多くの全人代代表が意見を述べた。


 重慶建工第三建設有限責任公司労務班組長の劉鐘俊代表は1992年から木工技術を学んでいる。第一線で働く彼は、業界の給与は月1万元に増えたが、技術者の流失が絶えないと率直に述べた。木工を例に挙げると、人材の入れ替わりや人材不足などの問題がある。劉鐘俊代表は、社会が職業教育、指導を強化すると同時に、技術者を尊重する良好な雰囲気を作り、業種に携わる人の「職業に対する誇り」を培うことを提案した。


 公式データによると、中国はハイテク人材の政策制度を構築し、591カ所の国家級ハイテク人材育成基地、743カ所の国家級技術者作業部屋を建設し、職業教育補助金政策の一般特恵と全カバーを実現している。劉鐘俊代表は、ハイテク人材の育成と評価を分け、技術者の参入の公平・構成を保証し、周期的な技能調査メカニズムを確立し、人材の良好な流動を促進すべきとの考えを述べた。


 重慶軌道交通集団に勤務する張傑代表は、「張傑国家級技術者作業部屋」の責任者を務めている。彼は「技術者の流失を減らし、技術人材チームを整備する」ことを提案した。


 張傑代表は、企業の人材育成余地の不足、有効な「人材と持ち場のマッチ」メカニズムの欠乏は技術者流失の主な原因の1つだと見ている。張傑代表は、「企業対個人」ではなく「企業対企業」の人材管理方式を構築し、人材流動を減らして合理的範囲に維持させると同時に、職業教育において理系本科生の育成の構造調整を行い、技能教育を増やし、技能方向と専門方向を分け、大学生が早急に技術をマスターして人材ニーズに対応できるようにすべきだと提案した。


 重慶市九龍坡区の謝家湾小学校校長の劉希婭代表は、政府活動報告が打ち出した「高等職業学校の奨学金カバー範囲の拡大、補助基準の引き上げ」、「学歴証書と職業技能等級証書のリンクの加速」は職業教育の学校運営能力と総合吸引力を高め、学生と保護者により多くの選択肢を提供し、基礎教育の進学面の悩みを解決すると述べた。


 劉希婭代表は、関係部門は先進国の職業教育の経験を吸収・整合すると同時に、職業教育の質を高め、職業教育発展と大学入試制度改革のリンクを加速し、職業教育が学生にとって「仕方のない選択」ではなく人気のある選択肢になるよう促すことを提案した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月11日

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