6月7日、各省・自治区・直轄市の試験会場で語学のテスト開始の合図が鳴ると、2019年の中国大学統一入学試験(通称「高考」)がスタートした。今年の受験者は1031万人に上るという。
今年は「高考」の初日がちょうど端午節(端午の節句)に当たった。実は試験と端午節に食べるちまきには昔から関わりがある。言い伝えによると、明・清時代、都へ行って科挙の試験を受ける人の家では、ちまきを作って保存食にして持たせるのがきまりだった。首席合格を意味する「包中状元」の「包中」とちまきを作ることを意味する「包粽」の発音が似ていることによる験担ぎだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年6月7日