韓国『中央日報』の報道によると、近頃、韓国で中国ビールの売り上げが大幅に伸び、韓国の輸入ビールの全体構造に影響を与えている。分析によると、韓国で流行している「麻辣燙(ピリ辛風味の煮込み料理)」は中国ビールの売り上げを後押しする「裏の功労者」となっている。韓国のCUコンビニが最近5年の各国のビール販売量を分析したところ、トップを維持していた日本ビールの販売が低下し、中国ビールが大幅に伸び、韓国市場の新興の「強者」になっていることがわかった。
2014年、韓国の輸入ビール販売量のうち日本ビールは38.1%を占めていたが、2019年に27.5%に低下した。一方、中国ビールは2014年の4.9%から2019年には2倍以上の10.2%に上昇し、順位も7位から3位に上昇した。
韓国で近頃人気がある「麻辣燙」が中国ビールの売り上げを押し上げたとも分析されている。
韓国で「麻辣燙」を食べる人が増えている。大林洞と建国大学付近に密集していた麻辣燙店はここ数年で光化門、汝矣島、江南地区、さらには住宅地の路地にまで拡張した。
「麻辣燙」や「麻辣香鍋」などの中国グルメが韓国の消費者から人気を集め、これらの料理の「友」である青島ビールの売り上げも大幅に伸び、韓国のコンビニで売り上げ2位の輸入ビールになった。
レストランに行くだけでなく、自宅で「麻辣燙」を食べる韓国人も増えている。韓国の某ECサイトの統計によると、2019年、中国の香辛料「麻辣粉」と「麻辣燙」の食材の売上高は2018年比で96倍以上になり、「麻辣香鍋」の食材の売上高も41倍以上になった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月26日