NASAが唐辛子の宇宙栽培を試みる 火星上陸の準備

NASAが唐辛子の宇宙栽培を試みる 火星上陸の準備。米CNNの報道によると、米国は1930年代に有人月上陸を計画している…

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発信時間:2019-07-23 14:09:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 米CNNの報道によると、米国は1930年代に有人月上陸を計画している。宇宙飛行士の深宇宙での栄養不足問題を解決するため、米航空宇宙局(NASA)は宇宙での各種の植物栽培に取り組み、唐辛子を栽培しようと考えている。唐辛子が国際宇宙ステーションで最初に栽培され、実をつける植物になるかもしれない。

 

 NASAは現在、エスパノラ唐辛子という植物を宇宙ステーションに送り、栽培テストを実施しようとしている。

 

 宇宙での作物栽培は科学者にとって多大な試練と言える。いぜん、NASAはレタス、ハクサイ、カラシナなどを植えたことがある。しかし、宇宙で栽培する植物は受粉しやすく、高濃度の二酸化炭素環境で生存できなければならず、唐辛子はこれらの特性を備えている。火星任務に参加するNASAの科学者のジェイコブ・トレス氏は、2018年にNASAで実習を開始した際、科学者チームはニューメキシコ州のハッチ唐辛子の栽培可能性を研究していたが、チームは最終的にエスパノラ唐辛子に決めたと明かした。

 

 その主な理由は、ハッチ唐辛子は砂漠で育つが、エスパノラ唐辛子は標高の高い地域で育ち、生長期が短く、宇宙栽培に適している点である。このような唐辛子は野菜と思われているが、実は果物の一種である。

 

 トレス氏によると、距離で言えば、人類が火星に到達するまで2年以上かかり、これまでの宇宙食でも宇宙飛行士の腹をある程度満たすことができるが、ビタミンが十分に摂れない。そのため、宇宙飛行士がバランスのよい食事をとるために、火星に出発する前にNASAの科学者は宇宙で新鮮な野菜や果物を栽培する方法を見つける必要がある。エスパノラ唐辛子のテスト結果は予想をはるかに上回り、今年末から来年初めに宇宙栽培を開始する予定。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年7月23日


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