5Gネットワーク建設が本格化 年内に基地局15万台に

5Gネットワーク建設が本格化 年内に基地局15万台に。『経済参考報』によると、2019年に国内の5G基地局の数は15万台に達する見通しで、うち北京、上海、成都、深センなどの都市は年内に1万台の建設を計画している…

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発信時間:2019-08-08 11:17:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 5Gライセンスの発行に伴い、5Gネットワークのインフラ建設が本格化している。『経済参考報』によると、2019年に国内の5G基地局の数は15万台に達する見通しで、うち北京、上海、成都、深センなどの都市は年内に1万台の建設を計画している。3大通信会社は今年、5G関連に400億元以上を投資すると見られる。業界関係者は、5G基地局の建設は基地局のアンテナ、通信設備、光ファイバーケーブルなどの設備供給業の発展を促すとの見解を示した。

 

 中国の5Gネットワークと端末は成熟段階に入っている。工業情報化部は、今年は主に一部の重点地区、大都市に5Gを配備し、地方政府も5Gネットワークの建設と配備を加速化すると示した。北京を例に挙げると、工業報化部が発表したデータによると、7月末時点で鉄塔会社が公布した5G基地局は7863台、通信会社が運営を開始した5G基地局は6324台になり、北京市は年内に1万台以上を建設する計画。そのほか、上海、成都、深センなどの都市も年内の1万台建設を計画している。賽迪シンクタンクは、2019年に国内の基地局の数は15万台に達し、年初めの予測を50%上回ると予想する。

 

 5G建設はコストが高く、全面的カバーの難度が高いため、5Gインフラ建設は重点エリアから展開していく。北京市は北京世界園芸博覧会および周辺の道路、冬季オリンピック首鋼パーク、副都心などの重点エリアに5G基地局を建設し、北京大興国際空港の運営と同時に5Gネットワークの使用を開始する。上海市は第1陣として黄浦区に5G商用試験ネットワークを設置し、外灘、南京路、人民広場などの重点エリアをカバーする。

 

 中国電子情報産業発展研究院新興産業研究室の侯雪主任は『経済参考報』に対し、5G、人工知能(AI)、産業インターネットなどの新型インフラの建設はICTコア設備供給業者の発展を牽引し、うち5Gの発展はパーツ原材料、基地局のアンテナ、小型基地局、通信、通信設備、光ファイバーケーブル、光トランシーバモジュールなどの設備供給業の発展を促すとの見解を示した。


 運営会社については、中国移動は年内に5万台の5G基地局を稼働させ、50都市以上で5G商用化を実現する計画。中国聯通は、北京、上海、広州、深セン、南京、杭州、雄安の7都市に5Gネットワークを配備し、33都市の重点エリアをカバーするとしている。中国電信は、年内に40都市以上で5G NSA/SA混合ネットワーキングを実施する計画。賽迪シンクタンクは、2019年の3大通信会社の5G関連投資は予測の340億元を上回り、400億元を超えると予想した。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年8月8日


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