フェデックス、「パイロットが中国で逮捕」を認める

フェデックス、「パイロットが中国で逮捕」を認める。 米宅配大手フェデックスは20日未明、環球時報からの質問に返信し、同社のパイロットが広州市で身柄を拘束され、保釈済みであることを認めた…

タグ:宅配 フェデックス 違法事件 

発信時間:2019-09-20 14:16:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 米宅配大手フェデックスは20日未明、環球時報からの質問に返信し、同社のパイロットが広州市で身柄を拘束され、保釈済みであることを認めた。フェデックスによると、中国の関連部門は同パイロットの荷物からある物品を発見したという。


 米ウォール・ストリート・ジャーナルは先ほど消息筋の話として、フェデックスのパイロットが中国南方で身柄を拘束されたと報じた。当局はこのパイロットが法に背き弾薬を運び、かつ手荷物から非金属製のエアガンの弾が見つかったとしている。


 報道によると、このTodd A. Hohnという名のパイロットは米空軍の元パイロット。1週間前に香港に向かう便を待つ間に拘束された。家族の弁護士はウォール・ストリート・ジャーナルに対して、中国側に拘束されたことを認めた。


 フェデックスは環球時報への返信の中で、警察から逮捕された時に何が見つかったかを明らかにしなかったが、関連機関への協力を続け真相究明に尽力すると表明した。


 宅配業界の専門家である趙小敏氏は20日、環球時報のインタビューに応じた際に「本件はフェデックスが現在、泣きっ面に蜂の境地に陥っていることを十分に示している。ウォール・ストリート・ジャーナルが伝えたように、非金属製のエアガンの弾を運んでいたことが確認されれば、本件は刑事事件に属する。同社の管理面に深刻な不備があることが十分に証明される。これはフェデックスの中国における信頼に致命的な影響を及ぼし、取り戻しのつかない損失を生む」と述べた。


 フェデックスはこれまでも、違法事件により中国の取り締まりを受けていた。


 福建省福州市公安局晋安分局は8月18日、フェデックスが福建省の某スポーツ用品企業に送った米国の取引先からの小包に銃が入っていたと報告した。福州警察は銃を押収し、事件として捜査を展開している。


 フェデックス(中国)有限公司は9月上旬、香港宛の規制対象の刃物を取り扱った疑いで捜査を受けた。捜査期間中、その他の違法行為の手がかりが見つかった。


 フェデックスの数々の不正行為について、業界内の多くの専門家とネットユーザーは中国政府に対して、商務部が検討中の「信頼できない実体のリスト」に入れるよう呼びかけている。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年9月20日

 

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