中国、2020年前後に3人搭載可の宇宙ステーション完成を計画

中国、2020年前後に3人搭載可の宇宙ステーション完成を計画。

タグ:3人搭載可の宇宙ステーション

発信時間:2019-11-18 13:42:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中国有人宇宙プロジェクト総設計士で中国工程院院士の周建平氏は「第4期(2019)中国人因工程ハイレベルフォーラム」で、中国は2022年前後に宇宙ステーションの建設を終え運営を開始する見込みで、宇宙ステーションの当面の規模は100トン、3人を搭載できると話した。


 周建平氏によると、宇宙ステーション建設の主な目標は、中国が近宇宙の長期有人飛行技術を単独で掌握し、近宇宙の有人科学実験と宇宙資源総合開発利用に長期参与する能力を備えるようにすることである。


 周建平氏は、中国の宇宙ステーション建設は国情や国家発展戦略目標などの原則を守り、現代の先進技術を利用し、応用効果を重視し、運営の経済面を追求し、適度な規模にする。初期の宇宙ステーションの設計規模は100トンで、3人を搭載でき、拡張余地を残すという。


 宇宙ステーションは将来的に中国の宇宙科学研究の主なプラットフォームになり、科学技術面において3つの目標を掲げる。1つ目は大型の宇宙施設の建設と運営技術を掌握し、国際宇宙ステーションに近いレベルにし、現代の技術成果を利用し、後発の優位性を発揮し追い越しを実現する。


 2つ目は、宇宙飛行士の軌道飛行時の生活と健康の保障技術を掌握する。宇宙ステーションの建設と応用において、人は中心的要素である。宇宙飛行士が健康に生活できてこそ、効率的な作業が保障される。


 3つ目は、国家宇宙実験室を建設し、科学者にハイレベルの科学研究プラットフォームを提供し、科学面のいくつかの分野で飛躍的な目標を達成できるようにする。


 「中国人因工程ハイレベルフォーラム」は中国宇宙飛行士科学研究訓練センター人因工程国家級重点実験室が提唱・発起。今回のフォーラムは中国有人宇宙プロジェクト事務局と中山大学の共催で、16日から17日にかけて広州で開かれた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年11月18日



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