「一国二制度」は澳門の持続的発展に制度面の優位性と政策面の保障を提供し、国の発展という大局と「一帯一路」(the Belt and Road)を積極的に融合させ、「国の必要とするところ」に呼応し、「澳門が得意とするところ」を発揮することが特区政府と澳門の人々の間で広がっている共通認識になっている。澳門の5代目の行政長官を務める賀一誠氏は、「澳門の位置づけは非常に明確であり、『1つの中心、1つのプラットフォーム、1つの基地』を建設するというものだ。大湾区の11都市の中で、澳門には深く厚みのある東西文化交流の歴史と伝統があり、他の都市では澳門の代わりにはなれない。澳門は文化交流をしっかり行った上で、その成果を徐々に産業へと転換させることができる」と述べた。
澳門にはマカオグランプリのスピードと情熱もあれば、■閣廟(■は女へんに馬)にくゆる線香の香りや庶民的なグルメもある。古いものと現代のもの、喧噪と静寂が一つに溶け合い、多様な文化が切れ目なくつながり、激しく混じり合う。小都市の澳門はまるで一杯の茶のように味わい深く、満開の蓮の花のように甘露を含んで香気を放っている。祖国とともに進み、栄光を共有し、澳門の特色ある「一国二制度」の成功と実践が澳門の輝きを創り出している。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年12月19日