イギリスで、自転車で出前を届ける60歳以上の配達員が増え、彼らはお金を稼ぎながら体を鍛えている。
イギリスのフードデリバリー企業「デリバルー」( Deliveroo)によると、同社の配達員25人に1人が定年退職の年齢に達している、またはもうすぐその年齢になる。デリバルーが今年契約した配達員のうち、60歳以上は2016年の会社設立時の4倍となっている。同社は60歳以上の配達員を1000人以上雇用し、彼らは車や自転車で出前を届けている。
イギリス紙タイムズの23日の記事によると、再就職または完全に退職しないことを選択する高齢者が増えている。彼らは「ギグエコノミー」に引きつけられ、お金を稼いで年金に補うだけでなく、勤務時間も柔軟に設定できる。
設計と商品管理の職に就いていた67歳のトランフォ・フレイジーさんは、今年2月に定年退職し、毎月900ポンド(約8200元)の年金を受け取っている。今年夏に「お金を使いすぎ」、フレイジーさんは10月にデリバルーの配達員になり、先週は460ポンド(約4197元)稼いだ。彼は、「自転車でハンバーガーやフライドポテトを届けてこの額は少なくない」と話す。
イギリス国家統計局の今年のデータによると、労働者のうち130万人が65歳以上で、2006年の2倍、1996年の3倍となっている。また、若者と比べて、年配者は兼職または個人経営を好む傾向にある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月24日