国内初の自動航行貨物船、初航行に成功

国内初の自動航行貨物船、初航行に成功。国内で初めて自主開発された、自動航行機能を持つ貨物船「筋斗雲0号」の初航行セレモニーが、珠海市で行われた…

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発信時間:2019-12-30 15:48:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国内第一艘自主航行货船在广东珠海首航



 国内で初めて自主開発された、自動航行機能を持つ貨物船「筋斗雲0号」の初航行セレモニーが、珠海市で行われた。


 汽笛が鳴り、島の特産物を積んだ「筋斗雲0号」が正式に出港した。港珠澳1号埠頭に向かい、初となる自動貨物輸送を完了した。情報によると、この自動航行貨物船は雲航智能が研究開発を担当した。今回の初航行は、中国初の自動航行貨物船貨物輸送試験となった。


 船舶の自動航行には重要な戦略的意義がある。操縦士を減らし無人自動航行を実現することで、船舶の設計・建造の革命的な突破を実現できる。また同じ積載能力を維持したまま建造費を2割以上、ランニングコストを2割削減できる。燃費性能を15%改善し、排出物を大幅に削減できる。


 世界の多くの国が現在、スマート海運の研究を積極的に推進している。


 中国工程院院士の厳新平氏は、「筋斗雲0号はスマート船舶技術の進歩と産業の発展を推進する重要な場だ。今回の貨物を積載した初の自動航行の成功により、自動航行の模索と実践が正式に始まった。スマート海運の発展を推進し、スマート海運時代を共に迎える」と述べた。


 紹介によると、「筋斗雲0号」は中国船級社「沿海小船入級・建造規範」の設計・建造基準、IMOの「MASS臨時試験航行ガイドライン」に基づき評価・試験を行った。従来の貨物船によるスムーズな普及・応用が可能で、極めて高い研究及び開発の価値がある。


 「筋斗雲0号」の設計当初から、自動航行システム設置の要求が十分に考慮されており、デジタル化制御技術と電気化推進システムが採用された。船全体に遠隔監視・制御及び警報機能があり、典型的なデジタル化船舶となっている。最終的にIMOの海上自動航行船(MASS)の4つの等級の自動航行を実現する。


 スマート船舶の標準・試験・検証体制が徐々に構築されるにつれ、自動航行を軸とするスマート船舶技術及び産業の発展が正式に高速道路に入る。「筋斗雲0号」の初航行の成功は、国内さらには世界の自動航行船技術の発展に対して節目としての意義を持ち、自動航行船技術の発展と産業化を推進する。中国船級社科創試験センター主任の蔡玉良氏は、「筋斗雲0号の初航行は、船舶の自動航行技術の研究開発、試験、規範・標準の制定に対して画期的な意義を持つ」と述べた。


 情報によると、「筋斗雲0号」は今年11月に進水し、交付された。12月には遠隔制御及び自動航行試験が完了し、上海海事展で自動航行技術の成果が発表された。自動航行貨物船の遠隔操作、自主トラッキング、衝突回避、遠隔操作による停泊・出港が展示され、業界から注目を集めた。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月27日

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