「猟聘網」がこのほど発表した2019年度ミドル・ハイレベル人材総括データ報告によると、北京と深センの5G人材ニーズは全国で最も高く、中でも5G応用人材のニーズが最も旺盛であることがわかった。
5G分野のミドル・ハイレベル人材ニーズ分布の上位10都市を見ると、深センと北京がそれぞれ18.3%と18.1%で1位と2位につける。上海は13.8%。北京・上海・深センからなる第一梯隊の5G人材ニーズの比率は50.2%に達し、全国の半分を占める。杭州と広州は第二梯隊で、それぞれ6.0%と5.0%。その他の都市の人材ニーズは3%以下となっている。
報告は、深セン、北京、上海の共通の特徴は経済が発達し、ハイテク企業が集まっている点だと分析。北京はインターネット企業が密集し、深センは通信大手の華為(エアーウェイ)と中興通訊(ZTE)の本社があり、ハードウェア製造能力が高いため、5G人材ニーズが最も高い。
5Gの4大分野である5G応用、端末・運営会社、デバイス・材料、ネットワーク通信を見ると、人材ニーズの割合はそれぞれ60.7%、17.5%、15.69%、6.12%となっている。うち、5G応用は波及範囲が最も広く、スマートセキュリティ、スマートホーム、スマートシティ、産業インターネット、AR/VR、3D娯楽、自動運転などに及び、個人の生活、娯楽、都市の発展、産業配置などと密接に関わるため、市場ニーズが非常に高く、雇用機会も最も多い。
2019年の5G関連の雇用ポスト人気トップ10を見ると、技術職が中心で、うちバックエンドの開発人材のニーズが最も高く、その次にアルゴリズム・エンジニアが高い。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月19日