新型コロナウイルス、人から人への感染が確認

新型コロナウイルス、人から人への感染が確認。

タグ:新型コロナウイルス 武漢

発信時間:2020-01-21 11:33:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 湖北省武漢市などの各地で、新型コロナウイルス感染に伴う肺炎が発生している。国家衛生健康委員会ハイレベル専門家チームは20日、記者からのインタビューに応じた際に、新型コロナウイルスの人から人への感染、医療関係者の感染が確認されていると発表した。


 20日午後6時現在、域内で報告された新型コロナウイルス感染に伴う肺炎患者は累計224人で、うち症状が確認されたのは217人(武漢市198人、北京市5人、広東省14人)。感染の疑いがある人は7人(四川省2人、雲南省1人、上海市2人、広西チワン族自治区1人、山東省1人)。日本は1人、タイは2人、韓国は1人の感染確認を報告。


 ハイレベル専門家チーム長、中国工程院院士、国家呼吸器系疾患臨床医学研究センター主任の鐘南山氏は「新型肺炎は武漢で局地的に流行している。感染者の地理的分布を見ると、武漢海鮮市場との関連性が高い」と述べた。


 鐘氏によると、人から人への感染を裏付ける十分な根拠があると述べた。「広東省の2人の患者が人から人への感染であることは間違いない。彼らは武漢を訪れたことがないからだ。しかし彼の家族が発症後帰宅し、彼に感染した」また医療関係者の感染も証明されている。


 ハイレベル専門家チームのメンバー、中国疾患予防制御センター疫学首席科学者の曾光氏は、「感染には新たな状況が生じている。これは伝染病の流行早期に共通する特徴だ。現時点で対策を講じれば、完全に逆転可能だ」と述べた。


 鐘氏は「予防と制御の最も効果的な方法は、早期発見・早期診断、それから治療と隔離だ。これは最も効果的かつ最も原始的な方法だ。春節中に患者がさらに増加するだろう」と予想した。


 鐘氏は、17年前のSARSを繰り返すことなく、新型コロナウイルスを制御できるという自信を示した。「今回は2週間で新型コロナウイルスを特定した。さらに監視・隔離の制度が充実していることから、17年前のSARSのような社会への影響、経済への損失は生じないはずだ」



「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年1月21日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで