春運のUターンラッシュに入り、鉄道、電力、民間航空などは輸送力を積極的に調整、安全の最低ラインを守り、感染症の予防と抑制に取り組み、旅客の安全に助力している。
2月2日、全国鉄道の旅客輸送量は前年同期比74.4%減の300万人になる見通し。連日にわたり、鉄道部門は予防・抑制と生活物資の輸送に全力で取り組んでいる。2月1日18時時点までに全国鉄道が輸送した感染症予防・抑制物資は1712回、8万4166点、1万1313トンとなった。
また、鉄道部門はUターン輸送における予防・抑制を強化し、全国鉄道の旅客線を運営する全駅が出入りする旅客の体温測定を行っている。車内で旅客の発熱が発覚した場合、直ちに車内で隔離し、観察所がある次の駅で降ろし、車内で緊急消毒と濃厚接触者の記録を行う。
Uターンラッシュに際し、各地の電力部門は電力保障作業に積極的に取り組んでいる。国網山東寧津県供電公司は党員サービスチームを結成し、現地の駅および高速道路料金所で電力点検を行い、設備と電線を最良の状態に維持している。国網江蘇句容市供電公司は電気自動車充電ステーションを全面的に検査し、設備の不具合を発見し次第対処し、スムーズな移動を保障。国網浙江楽清市供電公司は特別行動チームを派遣し、現地の病院、医薬品生産機関などの重要場所の配電室、電線などを点検し、電力使用状況とニーズを確認し、感染症予防・抑制の「電力防御線」を迅速に構築した。
民間航空に関しては、春節連休の延長および感染症流行の影響を受け、2月1日時点で、民間航空の春運期間の旅客輸送量は前年同期比17.1%減の3436万3000人となった。2月2日、北京首都国際空港と大興国際空港で春運初の雪が降った。首都空港の発着便は1000本、うち出発便は508本、到着便は492本、大興空港の発着便は225本となる見通し。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月3日