湖北省新型コロナウイルス肺炎流行予防抑制指揮部は10日、エリア・レベル・カテゴリ・時間を分けた差別化抑制戦略を実行し、企業の業務再開と人の安全な移動を推し進めるため、湖北健康コード配布作業を展開することを決めたとする通知を発表した。
通知によると、湖北健康コードは個人が携帯電話でアプリ「鄂匯弁」、国家「インターネット+監督管理」アプレット、支付宝アプレット、WeChatアプレット「鄂匯弁」で申請・受領し、全省防疫データバンクと照合し、専用のQRコードを生成する。健康コードは外出時の電子証明となり、感染症抑制期間に全省で使用し、感染症抑制検査の根拠にもなる。
湖北健康コードは緑、黄、赤のコードに分けられる。全省防疫データバンクの「4類人員」データと照合し、検索できなかった者に緑のコード、申請記録がある濃厚接触者に黄のコード、感染例・疑い例・発症例・無症状感染者の記録がある者に赤のコードを発行する。低リスクエリアの者に対しては健康コード受領後4時間以内にコードを発行し、中リスクエリアの者に対しては12時間以内、高リスクエリアの者に対しては24時間以内に発行する。
通知によると、中・低リスクエリアの緑コード保有者は省内全域を通行できる。高リスクエリアの緑コード保有者は現地の予防抑制指揮部の規定に従い、県内の通行は県(市、区)予防抑制指揮部が決定し、市内の通行は市(州)予防抑制指揮部が決定する。武漢市以外の高リスクエリアの緑コード保有者は立入先との「ポイントツーポイント」輸送方式で安全に移動する。黄コード保有者については通行を許可せず、赤コード保有者は感染症流行予防抑制要求に基づき現地が治療・隔離する。
健康コードは個人の健康状態に基づいて変更される。高齢者、未成年者、障害者などの申請・受領が不便な者は、後見人または家族が代理申請・受領し、外出時に提示することが可能。申請・受領できない場合は、所在地の村(コミュニティ)が発行した健康監測証明を使用し、各地は通行の便利を提供する必要がある。健康コード保有者は現地の移動管理措置を厳格に遵守し、健康コード検査員の管理に協力しなければいけない。
通知は、個人は健康情報を正確に記入し、情報の真実性、完全性、適時性に責任を持つ必要があり、記入内容に偽りがあり悪い結果を招いた場合は法的責任を追及するとした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月11日