世界保健機関(WHO)は3月11日に記者会見を開き、テドロス事務局長は新型コロナウイルス肺炎は世界的大流行の特徴を備えると発表した。
テドロス氏は、新型コロナウイルス肺炎大流行の発表はWHOの流行状況に対する判断が変更したわけでも、WHOの対策を変更したわけでもないと述べた。WHOは各国の予防抑制作業の徹底を引き続きできる限りサポートし、各国も患者の治療、新型コロナウイルスの蔓延抑制に引き続き全力を注ぐべきだとした。
テドロス氏は、WHOは感染者数をもとに感染症の世界的大流行という判断を下したが、最も重要な作業は流行を緩和するだけでなく感染を抑制することであり、新型コロナウイルス肺炎を抑制することは可能だと話した。
WHOによると、過去2週間、中国以外の新型コロナウイルス感染例は急増し、影響を受けた国の数も急増した。WHOの最新の感染流行報告によると、世界の新型コロナウイルス感染例は11万例を超え、4000人以上が死亡した。
3月9日の記者会見で、テドロス氏は「情勢は厳しいが、新型コロナウイルス肺炎は史上初の抑制できる大流行」だと述べ、全ての国に全社会、全政府の対策を講じ、総合的施策で感染流行を抑制するよう呼びかけた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月12日