四川省の専門家5人、イタリアの防疫支援に出発

四川省の専門家5人、イタリアの防疫支援に出発。中国時間10日晩、中国外交部は、国務委員兼外相の王毅氏がイタリアのディマイオ外相と電話会談を行ったと伝えた。ディマイオ氏は、イタリアの感染流行状況は非常に厳しく…

タグ:四川省の専門家 防疫支援

発信時間:2020-03-12 13:38:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中国時間10日晩、中国外交部は、国務委員兼外相の王毅氏がイタリアのディマイオ外相と電話会談を行ったと伝えた。ディマイオ氏は、イタリアの感染流行状況は非常に厳しく、政府は中国側の防疫の成功の経験に密接に注目し学び、有力な措置で拡散阻止に努めていると述べた。イタリアは医療物資と設備の不足問題に直面しており、中国側に解決の手助けを仰いだ。


 王毅氏は、「中国が感染症と戦う最も困難な時期に、イタリアが貴重な支援を提供してくれたことを忘れない。現在、我々もイタリア国民と共に立ち向かいたいと思っている。中国自身もまだ多くの医療物資を必要としているが、我々は困難を克服し、イタリアにマスクなどの医療物資を援助し、必要な物資と設備のイタリアへの輸出を強化する。必要であれば、中国から医療チームをイタリアに向かわせて防疫に協力してもよい」と述べた。


 また、王毅氏は、「感染症と共に戦う中で、両国関係はより深化し、両国民の友好はより向上するだろう。イタリアにいる中国公民の健康と安全に配慮してくれたことを感謝するとともに、彼らに引き続き必要な支援と協力を提供してもらいたい。協力すれば必ず感染症に勝利できる」と話した。


華西医院の2人の専門家がイタリアの防疫に協力


 2020年3月11日、四川大学華西医院呼吸・重症医学科主任の梁宗安氏と重症医学科小児ICU看護師長の唐夢琳氏が中国赤十字会志願専門家チームに加わり、人道支援物資を持ってイタリアに向かった。2人はイタリアの新型コロナウイルス肺炎の抑制を支援する。


 梁宗安教授は呼吸分野の専門家で、2003年のSARS流行時に四川専門家チームのリーダーとして指揮役を務めた。今回の新型コロナウイルス肺炎でも四川専門家チームの責任者となり、第一線で戦った。唐夢琳教授は華西医院重症医学科小児ICU看護師長で、看護業務に携わって27年間で一般外科および心臓血管外科の看護師、看護チームリーダー、看護専門チームリーダー、胸部外科ICUおよび小児ICUの看護師長を歴任した。


 今回イタリア支援に向かう中国赤十字会の専門家チームは中国赤十字会の副会長が引率し、国家疾病抑制センターの専門家1人、四川省が集めた5人の医療スタッフが参加する。華西医院専門家の梁宗安氏と唐夢琳氏以外に、疾病抑制センター微生物所副所長で主任技師の童文彬氏、四川大学外国語学院の吉晋講師、中国赤十字会成都備災救災センターの秦小利主任が同行する。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月12日

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