15日に得た情報によると、国際オリンピック委員会スイス・ローザンヌ本部の従業員は3月16日から在宅勤務を開始し、スペイン・マドリードにあるオリンピック放送機構(OBS)の従業員も在宅勤務を行い、オリンピック・ミュージアムも2週間閉館する。ウイルス感染リスクを下げ、東京オリンピックとオリンピック選考会に備えるための措置だという。
国際オリンピック委員会は以下の内容の声明を出した。新型コロナウイルス感染症が拡散し続ける中、国際社会は様々な措置をとっている。ウイルス感染リスクを下げると同時に、従業員とその家族の健康を守るため、3月16日から、極めて特殊な状況を除き、ローザンヌ本部の全従業員を在宅勤務とし、本部での勤務開始時期は追って通知する。同時に、スペイン・マドリードにあるオリンピック放送機構(OBS)とオリンピックチャンネルサービス機構(OCS)も地元政府の規定に従い、在宅勤務とする。
声明によると、国際オリンピック委員会は東京オリンピックの予定通りの開催、特に選手と代表チームのオリンピック選考会への参加を保障することに重点に置いている。
ローザンヌにあるオリンピック・ミュージアムは1日あたりの来館者が1000万人を超えるため、3月16日から2週間閉館することを決めた。開館時期についてはさらに検討する。
国際オリンピック委員会は、各部門の従業員に新型コロナウイルス感染例は見つかっていないと発表した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月16日