「欧聯網」が欧聯通信社の記事を引用して伝えたところによると、イタリア・ロンバルディア州ローディ県のコドーニョ市立病院採血ステーションはこのほど、献血志願者60人のウイルス検査を実施し、うち40人が新型コロナウイルス陽性となった。志願者の約70%が新型コロナウイルスに感染していることになる。イタリア保健省はこの件に関心を寄せ、医学専門家は、同地区に多くの無症状感染者がいるためとの見解を示した。
記事によると、献血志願者60人はロンバルディア州のカスティリオーネ・ダッダ在住で、この町は最初に隔離地域に指定された町の1つ。うち40人から新型コロナウイルスが検出されたが、いずれも症状はない。彼らは自分がウイルスを持っていると知らずに町内を行き来し、うち一部は仕事をしている。彼らは現在、自宅隔離を行ってる。
献血志願者40人が無症状感染者だったことは研究者の興味を引いた。一部の人の血液から抗体が検出されたためである。研究者は、抗体が産生された血漿を使って重症患者を治療する方向で進めている。その後、感染深刻地区の全献血者の血漿を調査するという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年4月7日