感染症流行時も中国製を攻撃 自分にとっても害

感染症流行時も中国製を攻撃 自分にとっても害。

タグ:中国製を攻撃

発信時間:2020-04-07 13:26:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 新型コロナウイルス感染症が世界の多くの国で引き続き流行している。米ジョンズ・ホプキンズ大学の統計によると、中国時間4月4日13時1分時点で、世界の新型コロナウイルス感染者は110万人を超え、死者は5万8000人に達した。感染症流行の混乱からまだ完全に脱していない中国は、人類運命共同体の理念を持ち、国際人道主義援助を積極的に実施し、感染症流行が深刻な国に防護物資を提供し、世界の防疫に力を注いでいる。しかし近頃、中国の防疫物資の品質を疑う声も上がっている。


 スペインのエル・パイス紙は3月26日、中国から調達したウイルス検査キットが、検査の結果、合格率はわずか30%だったと伝えた。3月28日、オランダ保健省は、130万枚の中国製KN95マスクを受け取り、防護レベル検査を実施したところ、EUのFFP2基準に合格せず、第1陣で各地の病院に配布した60万枚を全て回収したという声明を発表した。


 3月28日、アメリカ食品医薬品局(FDA)は新たな「緊急使用許可」(EUA)を打ち出し、中国のKN95マスクを米国のN95マスク代用品リストから削除するとした。


 波紋は広がり、短期間で立て続けに悪い情報が伝えられ、一部の西側メディアは「中国製」を激しく攻撃している。


 ごく一部の中国製の防疫物資、例えばマスクに品質問題が存在することは否定できない。中国での感染症流行当初、国内の医療防護用品が不足し、多くの企業が業種を越えてマスクなどの物資に生産を切り替え、潜在的な品質問題は多少とも潜んでいるだろう。違法業者がどさくさに紛れて利益を上げようと、劣悪品を不正に生産・販売するケースもある。これに対し、中国政府は強い責任感を持って厳格に検査し、取り締まってきた。中でも、輸出向け商品に対し、中国商務部は資格を持つ供給業者リストも公表した。西側メディアが記事で言及した深セン市易瑞生物技術股フェン有限公司は、中国商務部のスペイン向け提供資格を持つ12社の供給業者リストにない。その後、事実が明らかになるにつれ、スペインのエル・パイス紙などのメディアは3月26日、この件はスペイン保健省の職務怠慢によって発生し、商品を買い間違えたと報じた。


 オランダの「問題マスク」事件も反転した。4月2日の外交部定例記者会見で、華春瑩報道官はこの件に関して、「中国側の関係部門の初期調査によると、マスクはオランダの代行業者が自分で調達し、中国側の企業は発送前にこれらのマスクが医療用でないことを明確に伝え、輸出手続きも非医療用マスクで行われた」とコメントした。

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