報道によると、米軍空母での感染症流行が次々と伝えられ、「ロナルド・レーガン号」、「カール・ヴィンソン号」、「セオドア・ルーズベルト号」の乗員から感染者が見つかったのに続き、「ニミッツ号」でも感染者が見つかったことがわかった。感染症が流行した米海軍の空母は4隻目となる。
「ニミッツ号」は太平洋艦隊第3艦隊に所属し、2019年に大改修を終えて航海任務の準備をしていた。
米ニュースサイト「Politico」は事情を知る3人の国防官の話として、「ニミッツ号」の1人の乗員が先週、症状が現れて感染が発覚したと伝えた。
この乗員は隔離され、空母から下され、軍当局は米国疾病予防・管理センター(CDC)の要請に基づいて濃厚接触者を追跡調査している。また別の報道によると、「ニミッツ号」の別の乗員の感染も発覚したが、乗船作業にあたっておらず、隔離治療を受けている。
米海軍第3艦隊のファッチ報道官は、「ニミッツ号」は艦内隔離を開始し、全員が指定エリアに待機し、定期的に検査を受けていると明かし、このような方法は乗員同士の接触を減らすだけでなく、健康状態も観測しやすいと説明した。
ファッチ氏によると、乗員を空母に戻して感染リスクを下げ、作戦準備を整えると同時に兵士の健康も確保することに最大限努めるよう指揮官に通達された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年4月9日