科興控股生物技術有限公司が17日に明かした情報によると、同社傘下の北京科興中維生物技術有限公司が研究開発した新型コロナウイルスの不活化ワクチン「克爾来福」のⅠ期臨床研究が江蘇省徐州市睢寧県で始まり、第1陣の被験者への最初のワクチン接種が行われた。
Ⅰ期臨床研究は江蘇省疾病予防抑制センター(江蘇省公共衛生研究院)が請け負い、投与量の異なる新型コロナウイルスの不活化ワクチンを接種した被験者の安全性、耐性、初期免疫原性の検証を研究目的としている。第一段階で18歳から59歳の健康な被験者144人を募集した。
最近の多くの研究で、新型コロナウイルスは長期的に広く存在し、人が密集することで感染しやすいことがわかっている。人類と新型コロナウイルスの戦いは長期戦となるが、ワクチンは世界が新型コロナウイルスに打ち勝つ鍵となる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年4月17日