感染症との戦いが始まってから現在まで、中国の現場の医療従事者は豊富な実戦経験を積み重ねてきた。海外からの支援要請が最近日増しに増加しているが、中国は最大の誠意により海外と頻繁に現場の臨床経験を共有し、手を携え感染症と戦う世界に自信と力を注いでいる。
心臓疾患を持つ患者は新型コロナウイルスの感染をいかに確定するか。心血管などの重篤患者が新型コロナに感染した場合、いかに治療するか。北京協和医院の専門家22人による現場の治療経験を凝縮した文章が先ほど、世界の心臓病学術誌『European Heart Journal』に掲載された。同誌は「北京協和医院による新型コロナ流行期間の急性心筋梗塞の治療に向けた提案」と題した特別記事により、世界の同業者にその「ロードマップ」を示した。
北京協和医院党委書記の張抒揚氏によると、チームは武漢の新型コロナ患者の治療、特に重症者の治療に協力した際に数多くの新しい問題に直面したが、論証を繰り返すうちに効果的な治療プランを見出した。
国家衛生健康委員会は計7版の診療プランを発表した。セルビア支援中国感染対策医療専門家チームはセルビア側の病院と検査部門を何度も訪問し、具体的な対策の提案を行った。鐘南山院士ら中国の専門家はテレビ会議に出席し、ドイツ、イタリア、英国、ルーマニアなどの国と診療プラン及び医療従事者の防護の経験を共有した。
国家衛生健康委員会国際司監察専員の李明柱氏によると、中国は現在すでに新型コロナ感染状況オンライン知識センターを構築し、最新版の診療プラン、感染対策、治療の提案をまとめている。「これらは実践の中で模索し総括したもので、実践の試練を乗り越えている。中国は引き続き余す所なくすべての国に開放する」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月20日