武漢全市民のPCR検査、専門家が解説

武漢全市民のPCR検査、専門家が解説。西側諸国と比べると、中国の都市部は人口密度がさらに高く、市中感染のリスクを根絶する必要性が高い。武漢市のより積極的な対策は、感染のぶり返しの防止に対して積極的な効果を発揮する・・・

タグ:武漢 PCR検査

発信時間:2020-05-13 14:43:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 武漢市新型コロナウイルス感染予防・抑制指揮部の感染症関連ビッグデータ及び疫学調査チームが出した「新型コロナウイルスPCR検査の全市実施に関する緊急通知」と題した文書が11日夜より、SNSで広く伝わっている。この文書によると、武漢は全市・全員のPCR検査の「10日大会戦」を展開する。環球時報は12日、武漢某区衛生健康委員会の職員を取材し、この文書の信ぴょう性を裏付けた。武漢市衛生健康委員会の関係者は12日、記者に「具体的な全体プランと活動についてはさらなる研究の最中で、正式な情報があれば直ちに発表する」と話した。


 武漢市では9日、新型コロナウイルス感染者が1人報告された。新規感染は4月3日ぶり。10日にはさらに5人の感染が確認された。これらの感染者6人はいずれも三民団地の住民。この団地からは20人の感染者が出ている。専門家が各種要因を調査・分析したところ、その原因は主に過去の市中感染だった。これは同団地の環境衛生・消毒作業の不徹底を意味し、武漢で市中感染が発生する可能性が依然として高いと分析されている。


 イェール大学公衆衛生大学院助教授、米国中国衛生政策・管理学会会長の陳希氏は12日、環球時報の記者のインタビューに応じた際に次のように分析した。武漢全市民のPCR検査を打ち出したことは、現地で新規感染者が再び出たことと関係している。現在、中国現地での新規感染者の発生地域には偶然性があるが、武漢での発生には一定の必然性がある。感染症が最も早く流行した都市である武漢の感染率、市中感染の程度はその他の地域を大きく上回る。さらに新型コロナウイルスに多くの無症状感染者がいることから、武漢は検査をさらに拡大し、潜在的なリスクを把握する必要がある。西側諸国と比べると、中国の都市部は人口密度がさらに高く、市中感染のリスクを根絶する必要性が高い。武漢市のより積極的な対策は、感染のぶり返しの防止に対して積極的な効果を発揮する。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月13日

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