中国人民政治協商会議(全国政協)委員、中国北斗衛星測位システムプロジェクトチーフデザイナーの楊長風氏は北京市で21日、北斗3号システムの最後のネットワーク構築衛星が6月、時期を見計らい打ち上げられると表明した。また世界の過半数の国が北斗システムを使用しているという。
北斗システムは中国の現在最大規模の、カバー範囲が最も広範な、最も高性能かつ最も複雑な大型宇宙システムだ。世界の衛星測位の発展に「中国のプラン」を捧げた。
楊氏によると、北斗システムはすでに交通運輸、農業・漁業、減災・災害救助などの業界で広く使用されていると述べ、次のように続けた。
統計によると、中国のネットワークに接続しているスマートフォンのうち70%以上がすでに、北斗サービスを提供している。中国は積極的に国際協力及び交流を展開し、中国の北斗発展の成果を世界と共有している。すでに世界の過半数の国が世界範囲で北斗システムを使用している。今年の北斗グローバルシステムの完成後、利用者が世界のどこにいる場合でも、北斗は満足できるサービスを提供する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年5月22日