大麦、網易雲音楽、テンセント音楽などを含む多くのプラットフォームが過去数カ月に渡り、オンラインコンサートを十数回催している。
あるファンは証券日報に「現場に行くのは高コストで、かつ感染症がありオフラインのコンサート開催もあまり現実的ではない。オンラインコンサートによりチケットが購入できないという問題がある程度解消された。ただし制作の質、交流体験に改善の大きな余地が残されている」と話した。
チケットサービスプラットフォーム・大麦の尹亮副総裁は記者に、「オフラインコンサートの制作の理念と目標は、オフラインシーンの観客を喜ばせることだ。オンラインコンサートはライブ配信を視聴するユーザーを喜ばせる。空間及び感覚的な体験が完全に異なり、制作で達成する目的も異なる。オフラインコンサートの観客は音響、照明、音圧、周囲の観客のムードの影響を受ける。その一方でオンラインコンサートの形式は、感覚的な刺激が大幅に弱まる。そのため適度に上演形式を調整し、例えば舞台美術やコンテンツなどの革新に取り組むことで、ユーザーが単調に感じ飽きるのを回避する必要がある」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月7日