北京新発地で発生した集団感染の初の完治者が29日に退院したことに続き、30日には新たに1人の患者が回復し退院した。北京の28、29日の新型コロナウイルス感染者はいずれも7人。首都の感染状況は沈静化と好転に向かっている。北京は現在、患者の治療を最重要任務の一つとしている。全市の高品質医療資源を集中し、1人1プランを堅持し、重症・重篤患者の治療を丁寧に行っている。専門家による立ち合い診察を強化し、丁寧に看護し、中国・西洋医学の結合を重視し、患者が早期回復・退院できるようにしている。
地壇病院は29日24時まで、重篤者4人、重症者20人を収容・治療しており、重症・重篤者が占める割合が7.4%となっている。これは今年1-4月に収容・治療した国内・域外患者の割合を大きく下回っている。情報によると、重症者のうち1人がECMOを使用し、3人が侵襲的人工呼吸器を使用し、3人が無侵襲的人工呼吸器を使用し、17人が鼻につける酸素吸入器を使用した。22人の重篤・重症患者が回復期の血漿を治療に用い、うち19人の症状が効果的に改善した。現在1人の重篤患者が重症に、16人の重症患者が中等症になった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月1日