中国人科学者がパンデミックを起こす可能性のある新型インフルエンザを発見した。AFP通信は「現地時間29日に『米国科学アカデミー紀要(PNAS)』に掲載された論文によると、中国の研究者はパンデミックの潜在力を持つ新型豚インフルエンザを発見した」と伝えた。
武漢大学医学部ウイルス研究所の楊占秋教授は環球時報のインタビューに応じ、次のように述べた。
今回報じられたG4新型豚インフルエンザが、特に冬・春のインフルエンザ流行シーズンにパンデミックを起こす可能性はある。我々は警戒を強め、油断してはならない。しかし現在はインフルエンザの流行シーズンではなく、同ウイルスについて過度に懸念する必要はない。2009年に流行したインフルエンザA(H1N1)の死亡率は1%前後で、新型コロナウイルスを下回る。またインフルエンザA(H1N1)の感染力は新型コロナよりも限定的で、当時は主に米国とメキシコの2カ国に集中し、その他の国では大きな恐慌を引き起こさなかった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月1日