南方の洪水 ハイテクによる対策が奏功

南方の洪水 ハイテクによる対策が奏功。

タグ:洪水 ハイテクによる対策

発信時間:2020-07-13 14:03:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 7月に入ってから、中国南方の多くの地域で豪雨による洪水災害が発生し、数千万人が被害を受けた。洪水対策に様々なハイテク設備が活用されており、著しい効果が見られる。

 グローバルネットワークの構築が完了したばかりの北斗衛星測位システムが今回の洪水対策で注目を集めている。湖南省常徳市雷家山の地質災害潜在リスクのある地域で7月6日午後、土砂崩れが突然発生し、家屋5軒が埋まったが死傷者はゼロだった。北斗衛星測位システムが6月24日から7月6日まで3回の警報を出したことを受け、専門家は速やかに現場調査を行い、スタッフたちが村人を事前に避難させたためだ。

 長江流域洪水対策の目玉となっている三峡ダムにとって、長江洪水対策予報調節システムは大きな役割を果たしている。このシステムは、同流域の洪水情報ステーション3万カ所を網羅しており、気象衛星・天気レーダーなどの気象情報や降水予報、31の主流・支流予報調節システムの849の予報スポット・約100の調節対象の情報をも取り入れ、絶えず強化されている先進的な水文・気象予報技術を駆使し、スマート洪水対策予報・調節システムを参考にし、調節方案を3-5分間で作成することができる。

 今年の洪水対策と1998年の対策を比べると、最も大きな変化は科学技術の進歩だ。ロケット軍を例にすると、今年の洪水対策の最前線に当たった救援部隊はすべてドローンを活用しているため、被害状況・堤防状況をリアルタイムで把握でき、被害が深刻な地域に絞って援助を強化する。三峡ダムでもライブ送信スポットが整備され、モニタリングにあたるスタッフは現場の状況を即時に把握し、洪水期間における巡査・検査の効率が上がっている。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月13日

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