「長江2020年第2号洪水」、三峡ダムを無事に通過

「長江2020年第2号洪水」、三峡ダムを無事に通過。

タグ:三峡ダム

発信時間:2020-07-20 10:32:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 19日20時、三峡ダムの入水量は毎秒4万6000立方メートルになり、今回の洪水のピーク値6万1000立方メートルより1万5000立方メートル減少した。「長江2020年第2号洪水」は三峡ダムを無事に通過した。


 長江上流および山峡区間の入水量の大幅増加により、17日10時に三峡ダムの入水量は毎秒5万立方メートルに増加し、「長江2020年第2号洪水」が形成された。18日8時、三峡ダムの入水量は毎秒6万1000水位立方メートルに達し、このピークは18時間続き、19日から減少し始めた。


 洪水期間、三峡ターミナルは国家洪水干ばつ対策指揮本部、長江洪水干ばつ対策指揮部の調整と指令に基づき、流れをせき止めて貯水し、カスケード式ターミナルとしての水害防止の効果を積極的に発揮した。この影響により、三峡ダムの水位は急上昇し、19日20時には164.18メートルに達し、ダム建設以来の増水期調整最高水位の163.11メートルを上回った。


 また、三峡集団の統計によると、今年の増水期に入ってから7月19日14時までに、三峡ダムは5回にわたり流れをせき止めて貯水し、その貯水量は140億立方メートルに達した。


 向こう数日の入水量を考慮し、三峡ダムは調整令に基づいて適度に放水し、一定の容量を残す。現在の放水量は毎秒4万立方メートル。長江中下流支流の城陵磯・漢口江区間と洞庭湖区の水位はこれにより上昇し、向こう数日は0.6から0.9メートルの上昇となる見通し。


 水文気象部門は、長江流域で雨が数日続くと予想。長江水利委員会水文局は19日12時、長江中流支流の沙市江区間に洪水青色警報を発令し、滁河の洪水警報をオレンジに引き上げた。また、長江中下流支流の城陵磯以下の区間、洞庭湖区、鄱陽湖区、水陽江に洪水オレンジ警報、金沙江石鼓江区間に黄色警報を発令し、関係部門と住民に注意を呼びかけた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年7月20日


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