国連児童基金(ユニセフ)と世界保健機関(WHO)が13日に共同発表した報告によると、基本的な手洗い場を持たない世界の学校は昨年、43%にのぼった。8億1800万人の子供が新型コロナウイルスやその他の感染症の危険にさらされている。
報告によると、基本的な手洗い場を持たない世界の学校は昨年、43%にのぼった。学校の2割弱が不十分な手洗い場しか持たず、4分の1には手洗い場がまったくなかった。この影響を受ける8億1800万人の子供のうち、3分の1以上(約2億9500万人)がサハラ以南で暮らしている。
報告によると、世界の3分の1弱の学校に飲水の施設がなく、4割弱の学校にトイレなどの衛生施設がない。
報告によると、学校の施設は地域によって大きな格差がある。豪州とNZの学校は手洗い、飲水、衛生施設のフルカバーを実現しており、欧州と北米もほぼフルカバーしている。大洋州の豪州とNZを除く地域では、基本的な手洗い場を持つ学校は17%のみで、基本的な飲水及び衛生施設がある学校は半数に満たなかった。後発開発途上国のうち7割の学校が基本的な手洗い場を持たず、半数が飲水及び衛生施設を持たない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月14日