水利部は先ほど、2019年度全国土壌流失動的観測活動を完了した。その結果によると、中国の土壌流失状況の好転が続き、生態環境が全体的に好転する流れがさらに確かになった。土壌流失の面積が縮小し強度が下がり、水と風による侵食がいずれも減少した。
データによると、2019年の土壌流失面積は271万800平方キロメートルで、2018年より2万6100平方キロメートル減少した(0.95%減)。2011年の第1回全国水利国勢調査のデータと比べると、土壌流失面積は23万8300平方キロメートル減少した(8.08%減)。毎年平均3万平方キロメートル弱のペースで減少している。
種類別で見ると、水と風による侵食面積がいずれも減少している。水による侵食面積は2018年より1万6200平方キロメートル減少し、風は9900平方キロメートル減少した。強度レベルを見ると、土壌流失は高強度から低強度に移る流れを呈している。軽度土壌流失面積は170万5500平方キロメートルと、土壌流失面積全体の62.92%を占めている。中度以上は100万5300平方キロメートルで37.08%。地域別に見ると、東部・中部・西部の土壌流失面積が前年度よりやや減少している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月17日