中国で起業による雇用後押しが進んでいる。科技部火炬センターが2020年全国大衆創業万衆創新イベント週間に発表した「2020年中国創業孵化発展報告」(以下「報告」)によると、2019年末時点で、全国の起業インキュベーターは13206社に、育成中の企業と起業チームの人数は449.9万人になった。
全体を見ると、起業インキュベーターの安定した発展が続いている。13000社以上のインキュベーターのうち、国家登録しているのは3065社、専門の革新型インキュベーターは7社である。地域別に見ると、2019年インキュベーターの数トップ5は広東、江蘇、浙江、山東、河北で54%を占めた。そのうち、広東は1013社に達し全国トップになり、2位は江蘇で832社だった。
報告によると、2019年末時点で、全国の孵化中の企業とチームの数は65.8万に達し、1418億元の投資を獲得した。孵化中の企業が保有する有効の知識財産権は90.6万件、うち発明特許は16万件で、革新能力は向上し続けている。
中国の起業インキュベーターの急速な発展に、政策の支援は欠かせない。2019年、全国のハッカースペースとインキュベーターが取得した各級政府からの財政支援は108.08億元、孵化中の企業は273.45億元、全国1300社以上の起業インキュベーターが受けた税優遇は9.2億元で、9.7万社の起業会社とチームが間接的に恩恵を受けた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年10月25日