社会 > 第13次五カ年計画期間、中国の医療衛生サービス体系の健全化が進む
第13次五カ年計画期間、中国の医療衛生サービス体系の健全化が進む。国務院新聞弁公室が28日に開いた記者会見で、国家衛生健康委員会の于学軍副主任が、第13次五カ年計画期間（2016−20年）の衛生健康の改革と発展に関する状況を紹介した。中国は同期間中、治療中心から健康中心への転換を推進した。衛生健康事業の改革と発展に顕著な進展があり、都市部・農村部住民の健康水準が持続的に向上した…
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国務院新聞弁公室が28日に開いた記者会見で、国家衛生健康委員会の于学軍副主任が、第13次五カ年計画期間（2016−20年）の衛生健康の改革と発展に関する状況を紹介した。中国は同期間中、治療中心から健康中心への転換を推進した。衛生健康事業の改革と発展に顕著な進展があり、都市部・農村部住民の健康水準が持続的に向上した。
同期間中、平均寿命が2015年の76.3歳から2019年の77.3歳に上がった。主要健康指標は全体的に見て、中・高所得国の平均水準を上回った。個人の衛生支出が衛生総費用に占める割合は2015年の29.3％から2019年の28.4％に下がり、今世紀で最低の水準になった。
医薬衛生体制改革の攻略と困難克服により、中国の特色ある基本医療衛生制度枠組みがほぼ構築された。レベル別診療を安定的に実施し、医療コンソーシアムの建設と県域総合医療改革を推進し、緊密型県域医療サービス共同体の建設を推進した。コミュニティ病院の建設を全面的に推進し、ホームドクター契約サービスを推進した。末端医療衛生水準を高め、全国レベル高水準医療資源の配置を徐々に改善した。全面的に公立病院総合改革を展開し、薬品及び消耗剤の割増をすべて取り消した。利益目的の無闇な薬の売りつけをなくし、補償メカニズムと運行メカニズムの改革を同時に推進した。全民医療保障制度を健全化し、基本医療保険の加入率を95％以上で安定させた。戸籍を置いていない地域での医療費の直接清算を安定的に実施した。
医療衛生サービス体系の健全化が進み、サービスのアクセス可能性が絶えず向上した。県域医療衛生サービス体系に改善が見られ、84％の県級病院が2級以上病院水準に達した。2015−19年に、1000人あたり医療衛生機関病床数が5.11床から6.30床に増加し、開業医（準医師）数が2.22人から2.77人に増加し、登録看護師数が2.37人から3.18人に増加した。「インターネット＋医療健康」の発展ペースが上がり、リモート医療サービスが国家級貧困県と過疎地をカバーした。情報化技術を利用しサービスの流れを改善した。2級以上病院における診療予約、受診ガイド、モバイル決済などのオンラインサービスの普及ペースを上げ、3級病院の予約診療率が50％を上回った。
基本公衆衛生サービスの均等化水準がさらに上がった。重大感染症の予防・抑制を強化し、新型コロナウイルスの感染対策で重大な戦略的成果を手にした。1人あたり公衆衛生サービス経費補助基準が2015年の40元から2020年の74元に上がった。都市部・農村部住民全体に無料で14種の国家基本公衆衛生サービスプロジェクトを提供した。慢性疾患総合予防・抑制を実施した。第4・5期国家慢性疾患総合予防・抑制模範エリアの建設を完了し、累計で全国の17.2％の県・市・区をカバーした。慢性疾患と栄養モニタリング、死因モニタリング、腫瘍登録を主体とする慢性疾患モニタリング体制を改善した。中国の2019年の重大慢性疾患による若年死亡率は2015年より10.8％低下した。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2020年10月29日
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