今後5年で、北京市はさらに「スマート」になる。北京市経済情報化局はこのほど、『北京市十四五時期スマートシティ発展行動綱要(意見徴収稿)』を発表し、社会各界から意見を募集した。意見徴収稿によると、2025年までに、北京市は世界新型スマートシティの手本を目指す。
意見徴収稿で発表された発展目標によると、2025年までに北京市のデータ管理能力は全面的に大幅向上し、重点分野のスマート化応用レベルは大幅に進歩する。具体的には、「オンライン一括手続き」住民サービスがより効率的になり、「オンライン統一管理」都市管理スマート化協力、基礎強化、協力効率化、急発展の特徴を持つ次世代スマートシティの構築はほぼ完了し、首都の管理システムと管理能力の現代化構築を全面的に支える。
住居面については、スマート安全コミュニティ計画はコミュニティやビルのセキュリティ保護システムのスマート化改造を展開する。飲食面では、食品や薬の追跡可能基準を実施し、輸入食品のコールドチェーン管理を強化する。教育面では、生涯教育分野の資源を集め、「インターネット+教育」を推進し、スマート教室の建設を加速し、より多様な学習成果認定体制を模索する。
健康管理面では、全ての層と生命周期をカバーする健康サービスシステムを整備し、コミュニティスマート家庭医を足がかりとする7×24時間体制の個性化健康管理サービスを推進し、デジタルカルテや医学映像などのデータを各レベルの医療衛生機関で合法的に使用できるよう推進する。また、重大疫病追跡システムを強化し、伝染病管理ネットワークを整備し、ビッグデータによる調査を行い、重大疫病予防のスマート化システム構築を推し進め、疫病管理と対応力を向上させる。
交通面では、スマート信号の「グリーンウェーブ調節」、バス信号優先システムの普及、試験区域での特別車両「スマート護衛」展開、道路通行効率の向上を進める。また、交通サービスの改善、スマート乗車、カスタマイズバス、配車予約、カーシェアリング、レンタカーなどの多様な交通形式を推し進める。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年11月29日