レバノン人留学生が「武漢の新型コロナウイルスとの闘い日記」を出版

レバノン人留学生が「武漢の新型コロナウイルスとの闘い日記」を出版。

タグ:留学生 コロナウイルスとの闘い日記

発信時間:2020-12-14 16:00:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 たくさんの海外メディアがSayedさんと連絡を取り、取材。武漢の動画や画像を送ってほしいと頼まれるようになった。在レバノン中国大使館のサイトの情報によると、2月3日、Sayedさんはレバノンのテレビ局・OTVの番組にリモート出演し、「中国で元気にしています」と伝えた。2月21日に、レバノンで初の新型コロナウイルス感染者が確認され、Sayedさんは、武漢の防疫の経験を織り交ぜながら、正確な防疫に関する見方を伝えた。


 Sayedさんは取材に対して、「1月末から2月初めの2週間に、メディアの取材を100回以上受けた。現時点で、各国のテレビやラジオ、新聞、サイトなどのメディアの取材を500回以上受けた。アラブ世界やロイター通信、BBC、ロシア・トゥデイなどのたくさんの国際メディアにとって、僕のフェイスブックの投稿は、重要な情報源となった。それらメディアは、勝手に内容を変えないことを条件に、無償で僕の投稿の内容を使った」と説明した。


 3ヶ国語で「武漢の新型コロナウイルスとの闘い」を出版


 Sayedさんは、武漢の「ロックダウン」5日目の投稿で、「武漢は今、恐ろしい戦争を経験しているが、この国には依然としてパワーに満ちている。基本的な食糧は確保され、値段の高騰も起きていない。ほとんどの大型スーパーは通常通り営業していて、毎日の食べ物の供給が確保されている。僕は外国人の学生であるものの、この国の国民のように感じている。学校に至れり尽くせりの世話をしてもらっている」と綴っている。


 Sayedさんのメッセージと動画を通して、世界中のネットユーザーは、中国の国民が約2ヶ月にわたり、新型コロナウイルスと生死をかけて闘い、形勢逆転に成功した様子を知ることができた。その投稿を通して、多くの人が中国各地の医療従事者が最前線に立って闘い、新型コロナウイルス感染者を収容するための仮設病院・火神山医院と雷神山医院などが急ピッチで建設され、多くの軽症患者が「方艙医院(臨時医療施設)」に収容されるという、中国の新型コロナウイルスとの戦いを目にした。


 武漢のロックダウン解除2日後に、Sayedさんは自身の投稿をまとめて、ロックダウン中の隔離の経験や見聞きしたことを記録して、外国人の視点から、客観的、かつリアルに、武漢で起きたことを他の地域の人に伝え、国際社会に中国の新型コロナウイルス対策を伝えることにした。


 今年7月、「武漢の新型コロナウイルスとの闘い」をテーマにしたこの書籍のアラビア語版が、レバノンで出版された。そして、今月、中国で中国語版と英語版が出版された。


 書籍の中で、Sayedさんは、「中国がこの硝煙のない戦争において、成果を収めることができている主な原因は、国民が上も下も心を一つにして一致団結し、中国政府の正確な指導の下、『人民戦争』の強固な要塞を作ったからだ」と綴っている。(編集KN)


「人民網日本語版」2020年12月14日


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