C3887号列車(CR300BF型「復興号」動車組)が24日午前、南京南駅を出発し江蘇省連雲港に向かった。これは中国が完全に独自の知的財産権を持つ「復興号」の正式な運行開始を意味する。
中国の「復興号」ファミリーの新メンバーであるCR300BF型の設計上の最高時速は250キロ。既存の時速250キロの「和諧号」動車組と比べると、CR300BF型のソフト・ハードはいずれも中国が自主設計・製造もしくは型式選択したもので、完全に独自の知的財産権を持つ。同時に車体の設計は効果的に空気抵抗を減らし、列車のけん引効率を高め、100キロメートルあたりの1人あたりエネルギー消費量を約12%減らした。
記者が乗車したところ、CR300BF型の車内は構造的遮音と振動減衰設計を採用していた。高感度温度センサーでコントロールするスマートエアコンが搭載されており、乗車空間がより静かで、より快適に気温が保たれていた。またすべての座席がCRH380B「和諧号」よりも幅広く、快適感が向上していた。車内にはさらに車載ワイヤレスシステムが追加されており、各車両のWi-Fiにより便利にネット接続できた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年12月25日