各国で早期の新型コロナウイルスに関する新たな発見が相次ぐ

各国で早期の新型コロナウイルスに関する新たな発見が相次ぐ。各国で最近、早期の新型コロナウイルスに関する新たな発見があった。これはその感染起源及び感染拡大に関する学界の新たな思考を引き起こした・・・

タグ:新型コロナ 早期 新たな発見

発信時間:2021-01-13 14:20:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 各国で最近、早期の新型コロナウイルスに関する新たな発見があった。これはその感染起源及び感染拡大に関する学界の新たな思考を引き起こした。


 イタリアのミラノ大学が中心となる国際研究チームは「British Journal of Dermatology」で、同国の皮膚病患者(若い女性)の2019年11月10日の生検検体から新型コロナウイルスのゲノム配列を発見したと報告した。この結果によりイタリアで「0号患者」が発生した時期が19年11月に再び遡ることになった。イタリアで初めて新型コロナウイルスの感染者が報告されたのは昨年1月30日で、現地の感染者は昨年2月21日に報告された。


 同研究チームの責任者、ミラノ大学のジアノッティ氏はメディアに対して、「今後の研究ではさらに、19年11月より前の新型コロナウイルスに感染した検体が見つかる可能性がある。研究で見つかった一部の感染者の症状が皮膚病に留まっていることから、大流行前の皮膚病患者のうち新型コロナウイルスの感染者がいなかったかを調べたい」と述べた。


 ミラノ大学の別の研究チームは昨年12月、米誌「Emerging Infectious Diseases」で、19年9月から昨年2月までに集めた39点の咽頭ぬぐい検体の検査を行ったと報告した。これらの検体は、麻疹の疑いがあったが検査で陰性だった患者のもの。その結果、イタリア・ミラノ近郊在住の4歳の男児の検体が、新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示した。


 この咽頭ぬぐい検体は19年12月5日に採取された。男児はそれまでしばらく旅行していなかった。研究者がウイルスのゲノムシーケンシングを行ったところ、ウイルスのゲノム配列が武漢で発生した新型コロナウイルスの参考配列と100%一致した。研究者は、この感染の時期が、イタリア政府が先に発表していた、同国初の感染者の確認時期よりかなり前であることから、19年の晩秋にイタリア及び一部の欧州諸国で新型コロナウイルスが発生していた可能性があると推測した。




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