トルコのコジャ保健相が13日、中国科興公司が開発した新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた。その様子はテレビで生中継された。他にもトルコの新型コロナ感染対策科学委員会のメンバーも同時に接種を受けた。
コジャ氏は同日の記者会見で、「中国のワクチンは安全で、トルコ全国の医療従事者は14日より中国のワクチンの接種を受ける。トルコの政治家がワクチン接種を受けることで人々の模範になる。人々は必ず接種を受け、正常な生活を取り戻さなければならない」と話した。
トルコ医薬品・医療機器庁は13日、同ワクチンの緊急使用を承認すると発表した。トルコが初めて緊急使用を認めた新型コロナワクチンになった。同庁によると、これは科学データの分析、ワクチンのトルコ到着後から14日の分析・検査を踏まえた上での承認だ。
トルコが中国科興公司から調達した第1陣・300万本の新型コロナワクチンは、昨年12月30日にトルコの首都アンカラに到着した。トルコ政府の計画によると、第1段階で900万人の接種を行う。対象は医療従事者などのハイリスク人員が中心。
コジャ氏は以前、同ワクチンの接種を自主的に受けたトルコの被験者のデータを初歩的に分析したところ、その有効性が91.25%にのぼることが分かったと述べていた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月14日