世界保健機関(WHO)が現地時間25日に開いた新型コロナウイルス関連の記者会見において、WHOの緊急事態対応を統括するマイケル・ライアン氏は「人々が防疫規定を遵守し、ワクチン普及率が必要とされる基準に達しない限り、新型コロナウイルスの感染は長期化する可能性が高い。若者のワクチン普及率が遅れれば感染拡大が続く」と述べ、次のように強調した。
世界で唯一消滅した疾病は天然痘だ。人々は小児麻痺と麻疹の消滅に取り組んでいる。ワクチンと人々の意向のいずれも、これらの疾病の消滅成功を保証できない。そのため新型コロナウイルスの消滅を成功の基準とすべきではない。成功の基準は新型コロナウイルスによる死亡、入院、経済的損失を回避することだ。ウイルスを抑制し、その被害を最小限に抑えなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月26日