ホワイトハウスのウェブサイトが発表した情報によると、ホワイトハウスのジェン・サキ米大統領報道官は現地時間1日に開かれた記者会見で、「米国人全員のワクチン接種が完了するまで、米国は他国に新型コロナウイルスワクチンを寄贈しない」と表明した。
サキ氏は記者会見で、「メキシコの大統領から、米国のワクチンをメキシコに寄贈することを検討するかと聞かれた場合、バイデン氏はこれを検討するか」という質問に対して、次の否定的な回答を示した。
「バイデン氏は米国人全員が新型コロナウイルスワクチンを入手できるよう取り組むと明言した。この目標を達成した後であれば、次の行動について検討したい」
米政府による類似する意思表示は今回が初めてではない。米ニュースメディア「ポリティコ」は2月に掲載した記事の中で「ある米政府高官は、圧倒的多数の米国人のワクチン接種が完了するまで、バイデン政権はいかなる貧困国にも米国が調達した新型コロナウイルスワクチンを寄贈しないと述べた」と伝えた。
バイデン氏は以前、就任から100日内に1億本のワクチン接種を完了すると約束した。
米メディアの報道によると、米疾病予防管理センターは「2月28日までに7500万本超の新型コロナウイルスワクチンの接種を行っている」と報告した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月3日
![]() |
![]() |
![]() |