中国・世界保健機関(WHO)新型コロナウイルス感染源共同研究中国側専門家チームは31日に記者会見を開いた。WHOによる報告書の発表に続き、感染源共同研究の重要情報をさらに紹介し、人々の関心事に権威ある答えを示した。
国家衛生健康委員会の米鋒報道官は「2カ月弱の共同の努力により、共同専門家チームは今回の感染源共同研究活動の研究方法、主な発見、科学の仮説、今後の提案などの主要共通認識をめぐり意見を一致させた」と説明した。
中国側専門家チーム長、清華大学教授の梁万年氏は「報告が早かった場所で最も早くウイルスが発生したとは限らない。中国は初めてWHOと感染源研究を共同展開した国だ。感染症の歴史を振り返ると、新型感染症の感染源を探し、全世界から公認されるまでは長い時間がかかる」と述べた。
共同専門家チーム分子疫学・生物情報学チーム中国側チーム長、中国科学院北京ゲノム研究所副所長の楊運桂氏は「共同専門家チームはウイルスの感染源の研究において、世界的な枠組み内で提案を行い、世界のすべての新型コロナウイルスのゲノムを集めるデータバンクを構築する必要があるとの考えで一致した。専門家チームは文書を整理した上で、海外に武漢よりも早い感染者が存在することも認め、世界範囲で引き続き早期感染者を追跡すべきとした」と説明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年4月1日