高齢者向けアプリに広告禁止と特大文字の使用を要請

高齢者向けアプリに広告禁止と特大文字の使用を要請。インターネットの高齢者向け改造が注目を集めている。2020年末、工業情報化部は2021年1月から、全国で1年間の「インターネットアプリ高齢者向け改造およびバリアフリー専門イベント」をスタートした…

タグ:高齢者 インターネット

発信時間:2021-04-09 15:39:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

   インターネットの高齢者向け改造が注目を集めている。2020年末、工業情報化部は2021年1月から、全国で1年間の「インターネットアプリ高齢者向け改造およびバリアフリー専門イベント」をスタートした。


   工業情報化部は先日、通知を出し、『インターネットサイト高齢者向け改造通用デザイン規範』と『アプリ高齢者向け改造通用デザイン規範』(以下、『規範』)を明確にし、高齢者や障害者などの重点受益者がより便利にインターネットやアプリで情報を取得し利用できるよう促した。


   『規範』は、高齢者向けバージョンのインターフェースとアプリの広告を禁止し、ページの特大文字使用、背景色のコントラスト引き上げ、文字拡大、音声読み上げサービスなどのサポート、高齢者向けページの提供、ダウンロードや支払いを誘導するボタンのない単独の高齢者向けサイトの提供を要請した。


   『規範』は、オペレーティングシステムとブラウザに頼らないことを前提に、パソコンの高齢化向けページで拡大設定と大字スクリーンを提供するよう求めた。認証コードについては、サイトにテキスト認証コードがある場合、対応の認証コード拡大サービスを提供し、しかも、認証コードの拡大倍数を2倍以上にするよう要求。文字、画像、各種のドラッグ形式の認証コードを含む。サイトに非テキスト認証コードがある場合、視覚以外での認証コードを1種類以上提供する必要がある。たとえば、システムから送信する音声認証コードなどがある。また、パソコンサイトは、全工程キーボードと特大マウスの2つの操作方法を提供し、ページも簡単なバージョンのインターフェースと情報映像化のAI送信方式を通し、高齢者がコンテンツ閲覧と情報取得がしやすいようにする必要がある。


   『規範』の要求に基づき、アプリの高齢者向け改造およびバリアフリーレベルの評価システムはユーザーの満足度評価、技術評価、自己評価の3つで構成される。満点は100点で、60点以上を合格とし、評価を通過したことになる。


   関連のサイトとアプリは今年9月30日までに以上の文書に基づいて高齢者向け改造およびバリアフリー改造を終え、それぞれ中国インターネット協会と中国情報通信研究院に評価を申請する。中国インターネット協会と中国情報通信研究院は「アプリ高齢者向け改造およびバリアフリーレベル評価システム」に基づいて評価し、結果を公表する。評価を通過したサイトとアプリは情報バリアフリーマークを取得する。有効期間は2年。各サイトとアプリは改造後もバージョンの最適化作業を継続する。工業情報化部は最新バージョンのサイトとアプリの高齢者向け改造およびバリアフリー改造情況を抜き取り検査し、結果をもとにマークの延長または取り消しを決める。


    注目すべきは、『規範』が「高齢者ユーザーの個人情報の安全保障」を強調している点である。『規範』はアプリに対し、高齢者ユーザーの個人情報の安全を保障するため、個人情報を処理する際は最低限の原則を守り、個人情報処理に明確かつ合理的な目的がなければならず、処理目的を最小限にとどめるよう促し、処理目的と関係のない個人情報の処理を禁止した。具体的には、情報収集(たとえば位置情報や写真情報など)行為は、『常見モデルアプリ必要個人情報範囲規定』『アプリの個人情報収集使用の最小必要評価規範』の要求に基づく必要がある。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2021年4月9日


 


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